4月27日 高尾山登山に11組の親子が参加しました

ひとり親家庭の子どもたちにさまざまな体験を届けたい!

今年度のしんぐるまざあず・ふぉーらむ親子イベントの第1弾として、4月27日、東京都八王子市の高尾山に登りました。

ひとり親や外国籍の子どもたちに野外活動の機会を提供しているオレンジフラッグの主催で、11組25人の親子が参加しました。

朝方に雨が降り、朝9時に京王電鉄高尾山口駅に集合した時は「お天気もつかなあ」と不安げな表情でしたが、歩き始めるとみんな元気いっぱい。

ロープウェー駅を過ぎ、いよいよ登り坂です。

「きついー」
「これ、本当に登るの?」

急な勾配に大人の方が先に悲鳴を上げる中、子どもたちは道ばたに落ちている木の枝を拾って杖代わりにし、すいすいと登っていきます。

登山路を半分来たところで、すでに汗だく。曇り空で気温もそこまで高くなくて、かえってよかった!

途中、蛸杉(根が蛸の足のように8つに分かれてうねっている杉)の蛸のモニュメントをなでたり、石の球に刻まれた六根清浄の「耳」「鼻」「眼」「舌」「身」「意」の漢字を隠して当てっこしたりと、寄り道をしながら賑やかに進んで行きます。

神社では高尾山名物の天狗の像が出迎えてくれました。

2時間かけて山頂に着き、お弁当を広げました。

3班に分かれて黙々と登ってきた子ども達が、鬼ごっこや腕ずもうで一緒に体を動かすうちに、打ち解けて笑顔に。

ボランティアさんが子ども達と遊んでいる間に、お母さんたちは交流タイムを楽しみました。

ぬかるみを避け、復路も往路と同じ、舗装されている1号路を通りました。

最後まで雨具の出番がなく、とても楽しい連休の始まりになりました。

参加されたお母さんたちの声です。

●年の近いお友達と一緒ということもあり、初登山でしたがとても楽しかったそうで、また行きたいと言っています。色々な事が気になり、集団からそれてしまうのでまた今度ゆっくり山を楽しめる機会を作ってあげたいと思います。(班の)リーダーの機会もいただき、良い経験になりました。

●朝、雨が降っていて中止になるかもとかなりくずっていましたが、行けてすごく喜んでいました。色々な人に相手をしてもらって満足そうです。

●息子は、たくさん遊んでもらえて、高尾山を登り切れた達成感でいっぱいで、疲れてはいましたが、ずっと笑顔でした。可愛がってくださり、ありがとうございました。